しけてぃーです。
事務系公務員として10年以上勤務し、公務員の働き方、処世術を発信しています。
今回は、私にとってセンシティブなお話しをします。
次年度、年下の後輩が先に管理職になりそうです。
この記事では、管理職への道が事実上閉ざされたアラフォー公務員の私が、それをどう受け止め、どう動き始めたかを紹介しています。
この記事を読めば、
- 公務員の昇進レースで脱落した時に持つべきマインド
- 次の一手として取るべき選択肢 (転職・フリーランス)
- 今の職場で消耗しないための立ち回り方
これらのことがわかります。
「公務員でも安定を脅かされることがある」という現実と向き合いながら、逆境で生き抜く立ち回りの一つとして、参考にしてもらえれば幸いです。
【結論】管理職になれなくても、人生の主導権は自分で持てる
まず、結論からお伝えします。
管理職になれないことは、確かに悔しい。
でも、それで人生が終わるわけじゃない。
むしろ、人生全体で見れば、ほんの一部の出来事に過ぎない。
職場の格付けに意識を取られ、人生の主導権を渡してしまうか。
それとも、自分で取り戻すか。
この記事で伝えたいのは、その一点です。
私の背景 ― 出世街道から外れるまで
こうなった私の背景をお話しします。
私はアラフォー男。
第二新卒で現在の自治体に入庁しました。
入庁後は周囲の同い年よりも早く主任となり、「このまま順調に上がっていくのかな」と思った時期もありました。
ところが、ある時期から歯車が狂い始めます。
暴言気質なパワハラ上司への批判と、ブラック労働を強いられていた部署への異議申し立てを行って以来、年度末の昇任者一覧に名前が載らなくなってしまったのです。
組織の中で「扱いにくい人間」というレッテルを貼られてしまった、ということですね。
以来、毎年のように出世を見送られ、ついに今年、後輩が先に管理職となりそう、という状況になってしまいました。
💬 今、感じていること
頭では展開の一つとして想定していたものの、やはり悔しさがある。
今後の肩身の狭さ、周囲からの風当たりを考えると、不安になる。
次の一手 ― 転職か、フリーランスか
管理職への道が閉ざされたとき、私の考える選択肢は大きく2つありました。
| 選択肢 | 向いている人 | リスク |
|---|---|---|
| ① 転職する | 今の環境を根本的にリセットしたい人 | 公務員の安定・待遇を手放すことになる。 田舎では、公務員に勝る条件の民間企業がほとんどない。 |
| ② フリーランスを目指す | 今の収入を守りながら出口戦略を練りたい人 | 収益化まで時間がかかる。 副業禁止規定に抵触しないよう、配慮が必要。(実際に収益を上げない、家族の手伝いにする、など) |
選択肢① 転職する
民間企業への転職は、環境ごとリセットできる最もダイレクトな選択肢です。
公務員経験者は、事務処理能力・正確さ・調整力が評価されやすく、転職市場での需要は意外と高いです。
特に30代前半までであれば、転職エージェントを活用することで、民間での選択肢が広がります。
一方でデメリットもあります。
公務員の退職金・共済年金・雇用安定といった待遇は、転職によってリセットされます。
アラフォー以降になると、転職先の選択肢が狭まり、特に管理職(マネジメント)経験のない場合は年収が下がるケースも珍しくありません。
「今すぐ環境を変えたい」「公務員に戻る気はない」という方には、転職エージェントへの相談が最初の一歩です。
現役公務員が民間に転職する際の進め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 関連記事:公務員転職エージェント おすすめ【経験者が比較解説】
選択肢② フリーランスを目指す
在職しながら収入の柱を外に作り、徐々に職場への依存度を下げていく方法です。
ブログ・SNS・ライター・せどり・オンライン講師など、副業の種類はさまざまです。
共通するメリットは、今の給与を維持しながら始められる点です。
失敗しても、職場という収入源が残っていれば生活は守られます。
デメリットは、収益化の目処が立つまでに時間がかかること。
その間、現職の公務員にとどまり、我慢しなければなりません。
また、公務員は原則副業禁止であるため、「実際に収益化しない」「家族を手伝う形にする」、などの配慮が求められます。
ちなみに、私はフリーランスの道を選びました。
今の職場を「収入を得る場」と割り切り、副業としてブログの芽を育てています。
このブログ自体が、フリーランスへの出口を作るための第一歩です。
後輩が上司になる辛さを、「期間限定」にする
後輩が自分の上司になる。
体験したことのない人でも、想像するだけで嫌な気持ちになると思います。
「あのとき自分が教えた相手に、指示されなければならないのか」
「敬語を使わないといけなくなる…?」
悪いイメージは膨らんで、じわじわと自尊心を削ってきます。
でも、私はこう考えるようにしました。
「この状況を、期間限定にする。
自分の昇進は上司の判断に委ねるしかありませんが、自分の身の振り方は自分で決められます。
転職かフリーランスか。どちらの道を選ぶにしても、今の状況は永遠には続きません。
職場でどう思われているかを考え始めると、本当に時間を無駄にする
「あの人、私のことをどう思っているんだろう」
「陰で笑われるんじゃないか」
こんなことを考え出すと、止まらなくなります。
そして、何も生み出さないまま時間だけが過ぎていきます。
断言します。職場の人間関係の妄想ほど、生産性のない思考はありません。
人の評価は、自分では変えられない部分が大きい。
変えられないものに時間とエネルギーを投じるのは、純粋な損失です。
私が意識するようにしたのは、「自分がコントロールできることだけに目を向ける」こと。
目指すべき場所、身につけるべきスキル、今日終わらせるべき仕事。
目線をそこに絞ると、毎日が驚くほど軽くなります。
仕事のルール ― そつなく最低限をこなし、定時に帰る
管理職の道が閉ざされたと感じたとき、私の仕事との向き合い方は大きく変わりました。
以前は「こう立ち回れば評価されるのでは」「貢献をアピールできるのでは」というスケベ心がありました。
でも今は違う。
人に過度な期待をしてはいけない、ということを再認識したのです。
📋 私が掲げた仕事ルール
- 午前中にその日のノルマを終わらせ、午後は突発的な案件のために時間を空ける
- 定時帰宅を最優先。上司や同僚への忖度残業はしない
- そつなく最低限をこなす。それ以上を追い求めない
- 嫌なことは、実際に起きてから考える。普段は目の前の仕事に集中する
「最低限」は、サボりではありません。
評価されない場所で全力を尽くし続けることが、本当に合理的かどうかを考えてみてください。
エネルギーには限りがあります。
職場で消耗し切った状態で帰宅しても、転職活動も副業も前に進みません。
家族に、仕事のイライラを持ち込まない
これは、私が最も大切にしていることです。
職場でどれだけ嫌なことがあっても、家に帰ったら考えないようにする。
妻と話すとき、子供と遊ぶとき、頭の中に職場を持ち込まない。
「そんな簡単に切り替えられない」という声は聞こえます。
でも、意識しているかどうかで、確実に差が出ます。
妻と過ごす時間、子どもと共有できる時間。
これは想像以上に儚く、貴重なものです。
後輩が先に出世したかどうかに関わらず、子どもは無償の愛をくれます。
💬 本当に大切なものを見失わないために
家族は、職場の評価が下がっても変わらずそこにいてくれる存在です。
職場のモヤモヤを家族に向けてしまうのは、最も割に合わない損失です。
疲れたら、我慢しないで精神科に行こう
出世の見送り、後輩が上司になる屈辱、職場の人間関係。
これらが重なると、メンタルへのダメージは想像以上に蓄積します。
「まだ大丈夫」と思っているうちに手遅れになるのが、精神的な不調の怖さです。
少しでも「限界かも」と感じたら、精神科・心療内科への受診を検討してください。
公務員には傷病手当金の制度があります。
医師の診断があれば、休職中も一定の収入 (給料の約3分の2) が確保されます。
💊 公務員の傷病手当金 ポイント
- 給与の約3分の2が最大1年6ヶ月間支給される
- 医師の証明が必要
- 休職期間中は在籍しながら次の体制を整えられる
- 「逃げ」ではなく、体を守るための正当な制度
休むことは、負けでも逃げでもありません。
体と心を守るために、いったん休むという選択肢も、常に持ち合わせておきましょう。
まとめ ― 管理職になれなくても、やれることはある
今回の記事をまとめます。
📌 この記事のまとめ
- 次の一手は「転職」か「フリーランス」の2択。どちらも在職中から動き始めることが大切
- 後輩が上司になる辛さは「期間限定」と割り切ることで乗り越えられる
- 職場の人間関係の妄想は時間の無駄。コントロールできることだけに集中する
- 仕事は「そつなく最低限」。午前中にノルマを終わらせ、定時に帰る
- 家族に職場のモヤモヤを持ち込まない。今しかない時間を大切に
- 限界を感じたら迷わず精神科へ。傷病手当金を使いながら体制を整えよう
管理職になれなかったことは、確かに一つの挫折です。
でも、それはあくまでも長い人生の一片。
職場という狭い世界での評価にすぎません。
家族との時間、自分で作り上げる収入基盤、体と心の健康。
これらは、職場の序列とは無関係に、自分で守り続けられるものです。
同じ境遇で悩んでいる方に、この記事が少しでも届けば嬉しいです。

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