MENU

【高い?安い?】人事系公務員が給料の実態を徹底解説!

「公務員って、給料どのくらいもらえるの?」

「安定してると聞くけど、民間企業と比べて実際は高い?安い?」

この疑問、頭をよぎったことはありませんか?

ネットで検索すると「公務員は高給取り」「いや、意外と安い」など、さまざまな意見があって混乱しますよね。

この記事では、地方公務員として10年以上勤務し、人事部署での経験もある私が、公務員の給料のリアルな実態をお伝えします。

読み終わる頃には、

  • 公務員の年収の実態 (年齢別・職種別)
  • 給料の上がり方と、下がらない理由
  • 手当・退職金・年金など、給与以外の待遇
  • 「思っていたより少ない」と感じる理由

これらがイメージできるようになります。

それでは、いってみましょう!

目次

【結論】公務員の給料は、安定しているが突出しない

まず、結論をお伝えします。

公務員の給料は「突出して高くはないが、確実に上がり続ける」のが特徴です。

20代のうちは民間企業より低く感じることも多いです。
でも、40代以降になると着実に積み上がった給与が効いてきて、年収500〜700万円台を安定して稼げるようになります。

💡 公務員の給料を一言で言うなら
「若いうちは物足りないけど、長く続けるほど安定感が増す」
これが10年以上働いた筆者の正直な感想です。

公務員の年収 リアルな数字

「公務員」といっても、国家公務員・地方公務員・警察・教員など、種類はさまざまです。
ここでは、多くの人が目指す地方公務員 (一般行政職) の年収を中心に見ていきます。

📊 地方公務員 一般行政職 年収の目安 (年齢別)

年齢月額給与の目安年収の目安 (賞与含む)
20〜24歳約19〜20万円約270〜320万円
25〜29歳約21〜24万円約340〜400万円
30〜34歳約25〜28万円約410〜470万円
35〜39歳約28〜32万円約460〜540万円
40〜44歳約32〜36万円約520〜600万円
50〜55歳 (管理職)約40〜55万円約650〜900万円

※ 自治体の規模・地域手当・役職・残業代により大きく異なります。あくまでも目安です。

20代の給料が「思ったより低い…」と感じる人は多いです。
正直、新卒の大手民間企業と比べると低く見えることもあります。

でも、ここから毎年確実に上がっていくのが公務員の特徴です。
リストラなし・倒産なし・業績悪化による給与カットなし。
この「下がらない安定感」こそが公務員給与の最大の強みです。

給与以外の待遇 ― 数字に出ない「隠れた収入」がある

公務員の給料を語るうえで、月給・年収だけを見るのは不十分です。
各種手当・退職金・共済年金を合わせると、生涯収入は大きく変わります。

① 各種手当

💰 主な手当の種類

  • 地域手当:勤務地の物価水準に応じて支給。都市部ほど高い。東京23区内は基本給の20%加算される自治体も
  • 扶養手当:配偶者・子どもの扶養人数に応じて支給
  • 住居手当:賃貸住まいの場合に支給 (上限あり・月1〜3万円程度)
  • 通勤手当:実費相当額を支給
  • 時間外手当:残業した分は原則支給 (ただし職場によってサービス残業もある)
  • 期末・勤勉手当 (いわゆるボーナス):年2回。合計で月給の約4.5ヶ月分が相場

地域手当は、勤務地によって大きく変わります。
都市部の役所と地方の役所では、同じ仕事をしていても年収に50〜100万円以上の差が出ることもあります。

② 退職金 ― まとまった金額が一括で手に入る

公務員の退職金は、民間企業と比べてもまだ高水準を維持しています。

💰 退職金の目安 (地方公務員 一般行政職)

  • 勤続10年:約200〜400万円
  • 勤続20年:約700〜1,000万円
  • 勤続35〜38年 (定年まで):約1,800〜2,200万円

※ 自治体・役職・退職理由によって変わります。近年は段階的に引き下げられている傾向があります。

「2,000万円問題」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
定年まで勤め上げれば、退職金だけでおおよそその水準をカバーできるのが公務員の強みです。

③ 共済年金 ― 老後の安心感が違う

公務員は「共済年金」に加入しています。
2015年の制度改正で厚生年金に統合されましたが、職域加算 (上乗せ部分) が存在するため、民間の厚生年金より受け取り額が多くなるケースが一般的です。

老後に毎月受け取れる額が民間より多いとなれば、生涯の安心感がまったく違ってきます。

公務員の給料で「がっかりすること」

ここからは、筆者が公務員としての実体験を元に、「これは思ってたのと違う」と感じた点をご紹介します。

がっかり① 20代の給料は想像より低い

新卒で入庁した当初、手取りは17〜18万円程度でした。

「安定はしているけど、生活はギリギリ」という感覚。
一人暮らしで都市部に住むと、家賃を払ったら手元にほとんど残らない、なんてことも珍しくありません。

👤 経験者の声
「入庁1年目は手取り17万円ちょっと。
同期の民間組がそれより多い給料をもらっていると聞いて、正直複雑な気持ちだった。」

がっかり② 頑張っても給料が大きく変わらない

公務員の給料は年功序列が基本です。
どれだけ仕事を頑張っても、給料に大きく反映されることはありません。

「成果を出して給料を上げたい」「インセンティブがないとやる気が出ない」というタイプの人には、この仕組みがストレスになることがあります。

逆に言えば、「頑張らなくて済む人も守られる」ということでもあります。
どちらをメリットと取るかは、価値観次第です。

がっかり③ サービス残業が存在する職場もある

「公務員だから残業代はきちんと払われる」と思いがちですが、実態は職場によってかなり差があります。

繁忙期や部署によっては、申請できる残業代が実際の残業時間より少ないことも。
「残業代を申請しにくい雰囲気」が残っている職場も、まだ一部には存在します。

⚠️ 注意
残業代の実態は部署・自治体によって大きく異なります。
また、休日出勤の際には、有休が消化しきれないにも関わらず、「残業代じゃなく振替休日で対応しろ」なんて指示がある場合もあります。
希望する自治体に先輩の知り合いがいれば、「残業の実態」を聞いてみるのも、判断材料になります。

それでも公務員の給料が「安定している」と言える理由

がっかりな点もある一方で、公務員の給料が評価される理由もはっきりあります。

✅ 公務員の給料が安定している理由

  • 景気に左右されない:リーマンショックやコロナ禍でも給与カットなし
  • 倒産がない:雇用が続く限り、給料は支払われ続ける
  • 毎年昇給がある:勤続年数に応じて着実に上がる
  • ボーナスが安定している:業績に関係なく年に2回支給
  • 退職金・年金が手厚い:生涯収入で見ると民間より有利なことが多い

「給料が下がるリスクがない」という安心感は、実際に経験してみると思った以上に大きいです。

民間企業では、業績悪化・リストラ・会社倒産などのリスクが常にあります。
公務員にはそのリスクがない。
これは月給の金額以上の価値がある、と筆者は感じています。

【まとめ】公務員の給料は、長く働くほど美味しい

今回の記事をまとめます。

📌 この記事のまとめ

  • 20代の平均年収は約270〜400万円。民間と比べると低く感じることも
  • 40代以降は年収500〜700万円台が射程に入る
  • 月給以外に 各種手当・退職金・年金 があり、生涯収入は高くなりやすい
  • 景気・業績に関係なく 給与が下がらない のが最大の強み
  • 頑張っても大きく増えない年功序列型は、人によってはデメリットにも
  • サービス残業は職場次第。入庁前に残業実態を確認するのが重要

公務員の給料は、「高い」でも「低い」でもなく、中央値。
中央値が長く、安定して続くというのが正確な表現です。

「短期的に稼ぎたい」
「仕事の頑張りに見合った給料が欲しい」
なら民間の方が向いているかもしれません。
でも、リスクを取らず、着実に積み上げていきたいなら、公務員の給料体系は魅力的です。

ライフプランを描くとき、給料の「金額」だけでなく「安定性」「持続性」にも目を向けてみてください。
それが、公務員という選択肢をフラットに判断するうえで大切な視点です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次