しけてぃーです。
事務系公務員として10年以上勤務し、公務員の働き方、処世術を発信しています。
ビズリーチに登録すると、ヘッドハンターや企業からスカウトが届きます。
でも、「面談」って具体的にどんなものか、イメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、面談は自分のキャリアを棚卸しするチャンスです。
構えすぎる必要はなし。
ただし、事前に押さえておくべきポイントを知っているかどうかで、面談の質が変わります。
この記事では、ビズリーチ経由で企業からのプラチナスカウト受け、面談した筆者が、企業面談の流れ・押さえるべきポイントを企業面談レポートとしてお届けします。
「プラチナスカウトをもらった後のやりとり」を、お楽しみください。
読み終わる頃には、
- 面談で何を聞かれ、どんな準備が必要か
- プラチナスカウト後の企業面談がどんな雰囲気で進むのか
- 「条件が合わない面談」で得られるものはあるのか
これらが具体的にイメージできるようになります。
なお、ビズリーチの概要・公務員との相性・ヘッドハンタースコアの見方については、こちらの記事で解説しています。
→「【公務員の転職】ビズリーチは使える?30代公務員が使ってみた正直な感想」(内部リンク)
それでは、いってみましょう!
この記事でわかること (時間がない人向け)
📌 この記事のポイント
- ゼネラルな職種でフルリモートを掴むのは難しいが、仕組み化によってはワンチャンある
- 年齢のアドバンテージは実在する (同じ会社でも、30代はプラチナスカウトをくれるが、50代は自ら売り込む)
- 疑問には蓋をせず、質問する。価値観の乖離を隠しても入社後に苦しむだけ
- 飲み会の頻度・社風の合う合わないは、面談の段階で正直にカミングアウトすべき
- 条件が合わなくても、情報交換としての面談には価値がある
- 配偶者への事前共有は重要。「延長する可能性がある」ことも伝えておく
面談前の準備チェックリスト
📌 面談前チェックリスト
| 準備項目 | ポイント |
|---|---|
| 職務経歴書の見直し | 各部署で何をやったか具体的に説明できるように。異動歴が多いと古い部署の記憶が曖昧になりがち |
| 転職理由の整理 | 正直に、かつ前向きに整理しておく |
| 希望条件の明確化 | 勤務地・年収・リモート可否・転職時期。ざっくりでもOK |
| 場所の確保 | 周囲に聞かれない場所。車内・自宅の寝室がベスト |
| 通信環境 | Zoomや電話が途切れない環境を確認 |
| 家族への共有 | 面談の日時・所要時間を配偶者にしっかり伝えておく |
💡 筆者の面談スタイル
電話面談はAirPodsで行い、両手を開けた状態でPCにメモしていくスタイルがおすすめ。
当日どんな内容を話したか、ダイレクトに文字起こしできるので振り返りに便利です。
面談の流れと、聞かれること
📋 面談の一般的な流れ (約30〜60分)
- ヘッドハンター (or 企業担当者) の自己紹介・会社説明
- 求職者の経歴確認とヒアリング
- 希望条件のすり合わせ
- 求人の提案・市場の状況説明
- 今後の進め方の確認
面談で聞かれる主な質問
- 現職の業務内容 (部署ごとに聞かれることが多い)
- 転職を考えた理由
- 希望する業界・職種 (なければ「特にない」でもOK)
- 希望する勤務地・リモートワークの可否
- 希望年収と最低ライン
- 転職の希望タイミング
面談で意識すべきこと
面談は、企業との最終面接ではありません。
自分を「よく見せる場」ではなく、「正しく伝える場」だと思ってください。
💡 面談で意識すること
・経歴や希望条件は正直に伝える。取り繕っても、紹介される求人がズレるだけ
・希望が曖昧でもOK。面談する中で整理されていくことも多い
・合わないと思ったら、無理に続ける必要はない。別のヘッドハンターに切り替えよう
・価値観の乖離を隠しても、入社後に苦しいだけ。良い子ぶらずにカミングアウトする
最後の「カミングアウト」の重要性は、このあとの企業面談レポでお話ししています。
ぜひ参考にしてください。
【体験レポ】プラチナスカウト企業との面談
ここからは、筆者にプラチナスカウトをいただいた企業との面談レポです。
なお、プライバシーの観点から、社名等の個人情報は伏せています。
面談までの経緯 ― プラチナスカウトが来た!
ビズリーチのプラチナ会員に登録して数日、とある企業さんからプラチナスカウトをいただきました。
企業概要は、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・保守・運用まで、幅広く事業展開したトータルソリューションを提供する会社。
従業員数は50〜100名規模のIT企業です。
今回の採用は、管理部の体制強化に向けた採用とのこと。
現在は面談担当者様を含む2名体制で管理部を回しておられ、総務・経理・人事業務を担っておられるそうです。
多くの領域で広く浅く、幅広い知識を持っている人のことを「ゼネラリスト」と呼びますが、今回の企業様はゼネラルな職務経験を持つ求職者にスカウトを送っておられるようで、「まずはざっくばらんに電話面談どうでしょう?」というお誘いをいただきました。
プラチナスカウトを受けた私の反応は、「きたきたーーーーーーっ、いいじゃあ〜ん」でした。
異職種・異業界に憧れを持っている筆者。
今回の案件は異業界、とりわけ関心のあったIT系ということで興味が湧き、加えて現職のゼネラルな経験も買ってくれている、というので、私の安っぽい自尊心はコチョコチョとくすぐられ、伸びた鼻の下で面談希望の返信をする運びとなりました。
十数年にわたり総務・人事・財務といったゼネラルな業務を経験してきた私ですが、特筆すべき専門性を語れない自分がいます。
今回の業務は、職種は現職同様にゼネラルな業務ではあるものの、業界が変わるため、ゼネラリストとしての深みが増す→市場価値が上がるんじゃないか、と踏んだのです。
事前確認:フルリモートできる?→ 答えは「否」
ただ、私には最優先とすべき転職条件があります。
それはフルリモートで働けるか否か。
今回の企業様は所在地的に、毎日の出社は厳しい状況。
なので、フルリモート可能かどうかをメールで事前質問しました。
回答は「否」。
希望を出せば最大週2日でリモート業務が可能ではあるものの、やはりフルリモートは難しい、との回答でした。
この時点で条件がマッチせず、転職活動は暗礁に乗り上げてしまいましたが、にもかかわらず先方の担当者さんが、
「それでも情報交換を軸に、肩肘張らず面談しましょう」と言ってくださったので、ご厚意に感謝しつつ面談日時をすり合わせ。
平日夜、19:30から20:00の間で電話面談の約束を取り付けました。
💡 ポイント
条件が合わなくても、スケジュールが合えば面談自体を引き受ける価値あり。
情報交換として市場の動向や、企業側がどんな人材を求めているかを知れる貴重な機会。
「条件が合わないから断る」のは、もったいない。
いざ、面談 ― 帰宅後、寝室でスタンバイ
当日は本業からの帰宅後、自宅で面談しようと思い、妻に「上記の時間帯で電話面談するから子守りを頼む」と告げて、寝室でスタンバイします。
予定時間ぴったりに先方がお電話をくださり、面談スタート。
企業紹介 ― 求める人材像
まずは企業概要と求める人材について説明してくださいました。
- パッケージソフトを使ったシステム構築を担うIT企業
- 管理部門の具体的な業務は、採用関係 (新卒向け仕事体験の企画含む) と経理業務 (財務がメイン。資金調達、銀行との調整)
- 現在は面談担当者 (部長) + アシスタントの2名体制
ここで私がまず気になったのは、経理のスキル要件。
ゼネラルな経験とはいいながら経理経験に乏しい私。不安に思って質問したところ、
「経理を突き詰める必要はない。導入するパッケージソフトを覚えるだけで十分。」
日々の業務はシステムによって自動化されているとのこと。
ここは安心材料でした。
リモート困難の理由 ― 紙文化と対面確認
リモートが難しい理由についても詳しく教えていただきました。
- 社員とのやりとりに紙媒体が多く、出社しなければ確認できない
- 役員と顔を突き合わせて意向確認をとる必要がある
ただ、「今後、仕組み化によっては改善する余地がある」ともおっしゃっていました。
私もそう感じました。
ゼネラルなポジションは専門職と比べ成果物が見えにくい分、こうした仕組み化の価値提供が評価につながりそうです。
面談担当者は62歳。後継者を探していた
続いて、企業の歴史と担当者様の馴れ初めについて話してくださいました。
1980年代に先代が京都で起業。
前社長の急逝に伴い、その息子がサラリーマンを退職して後を継いだ。
面談担当者様は、そのサラリーマンだった息子の元同僚。
「一緒に来てくれないか?」とヘッドハンティングされ、今に至る。
担当者様は現在62歳。退職を視野に入れて、後継者を探しているとのこと。
これが今回の求人ポジション、ということですね。
本能のままに、質疑応答
事前にフルリモート困難という情報を入手していたので、ある意味気楽でした。
条件面では折り合わないことが分かっている分、純粋に聞きたいことを聞きました。
加えて、初対面のコミュニケーションには自信がある私。
本当にざっくばらんにキャッチボールしていたら、30分の面談予定が1時間に延びました。
Q. 他にどのくらいの方と面談されているのか
「すでに8名と面談」されたとのことです。
やはり専門性を問わず門戸の広いゼネラルな仕事は人気なのでしょうか。
中には、求職者サイドから売り込みをかけてきて面談に至るケースもあったそうです。
自ら売り込んできたのは50代の求職者だった、ということで、年齢に比例して転職のためには手段を選ばない気構えが必要となってくるのだと感じました。
プラチナスカウトをもらえる状況は当たり前ではなく、30代という年齢のアドバンテージ、ということは、念頭に置かねばなりません。
Q. どのような方にプラチナスカウトを送られたのか
「ゼネラルな肩書きの求職者数名に対し、一括してプラチナスカウトを送った」とのこと。
企業目線でのビズリーチの使い方の一端を垣間見ることができました。
プラチナスカウト=「あなただけの特別なオファー」ではなく、条件に合う複数の候補者に同時に送っているケースもある、ということですね。
重要質問「飲みニケーションはあるのか (ないと言って)」
とりわけ筆者が聞きたかったのは、この質問w
企業のオン&オフについて知りたく、質問を投げかけました。
Q. 御社には年間を通して、どのくらいのイベントがあるか
この質問の真意をお伝えします。
筆者、職場での飲み会などのイベントごとは、極力ご勘弁願いたいタチです。
「どのくらいの頻度でイベントがあるのだろう。少ない方が良いな…」という思いを込めて質問しました。
飲みニケーションを全否定するわけではないのですが、これまでの経験上、酒の席ではどうしても悪口我慢大会に終始してしまう傾向が高いと感じています。
その嫌な気分を数日抱えてしまい、休日まで台無しになる。
それが本当に嫌なのでした。
それまで軽快に会話のキャッチボールを繰り広げていたため、面談担当者様には「イベント好きの陽キャ」に映ってしまったようで ――
「うちの社長は体育会系でね〜、ことあるごとにイベントを催すんですよ。新人を中心に仮装したり、踊ったり。楽しいですよ。先日は私も仮装に駆り出され、60過ぎて羽目を外しました。」
筆者の期待感とは真逆ごりごりの回答をいただきました。
少し悩みましたが、ここはカミングアウト。
「アンマッチすると良くないので率直に申し上げますと、私はそういったプライベートでの付き合いが苦手です。」
一瞬、間が空き、「そうだったのですね。であれば、社風と合わないかも知れませんね。」とおっしゃいました。
並べてきたドミノが勢いよく倒れ始める音が聞こえましたが、このタイミングでしっかり自分の意図を伝えることができて良かったと思います。
取り繕いながら企業にマッチする自分を演じ、万が一入社まで行き着いたとしても、お互いに辛い思いをするだけですからね。
💡 面談の教訓
社風や価値観の乖離は、隠しても入社後に必ず表面化します。
本業のための時間外労働ならプロ意識を持って取り組む覚悟はあるけれど、気を遣いながら行う不毛な飲み会にはどうしても耐え難い。
自分にとって譲れない価値観は、面談の段階で正直に伝える。
それがお互いのためです。
面談 (半強制) 終了 ― 妻の不機嫌につき
聞きたいことを聞き、先方も熱意をもって返してくださるなかで、面談時間は当初予定の30分を大幅に超過し、1時間に及びました。
ここで問題が発生。
事前に「30分で終わる」と妻に伝えていたのですが、大幅超過。
しかも面談場所が寝室だったため、面談終盤は寝室の扉から鬼の形相が顔を出し、(( 早く帰ったなら家事を手伝え! )) というプレッシャーを的確に顔面で表現してきました。
階段を上がる足音にも怒気が込められ、不穏な空気感は電話越しの面談相手にも伝わったことでしょう。
(遊びじゃないんだから大目に見てくれよ…) と思いつつ、先方とは良好に面談を終了しました。
⚠️ 配偶者への事前共有のコツ
面談の日時だけでなく、「延長する可能性がある」ことも事前に伝えておくのがベストです。30分のつもりが1時間になることはザラにある。
「面談が盛り上がって延長する=良いことが起きている」ことを事前に共有しておくと、配偶者の理解も得やすくなります。
面談を終えて ― 得られた3つの学び
学び① ゼネラリスト×フルリモートのハードルは高い
専門性のない事務職でフルリモートを掴むのは、現時点では難しい。
ただし、仕組み化 (ペーパーレス化やワークフロー構築) によって改善の余地がある、というのは希望材料でした。
学び② 30代のうちに動くアドバンテージは大きい
すでに8名と面談した企業に、50代は自ら売り込みをかけていた。
一方、30代の筆者にはプラチナスカウトが届いた。
同じ企業に対して、30代と50代でアプローチの立場がまるで違う。
年齢のアドバンテージを大切にしよう、と実感しました。
学び③ 価値観の不一致は隠さずに伝えるべき
飲みニケーションの件。
並べたドミノが倒れる音はしましたが、結果的に正直に伝えて良かった。
社風と合わない会社に入っても、お互いに不幸になるだけです。
理想は、オン&オフの境目が曖昧になってもストレスを感じない、オフでも積極的に付き合いたくなる関係性。
そういった職場を探したいとあらためて思いました。
スカウトの効果を最大化する3つの方法
最後に、面談の効果を最大化する方法もまとめておきます。
① 希望業界に詳しいヘッドハンターかチェックする
ヘッドハンターにも得意不得意があります。
スカウトに返信する前に、そのヘッドハンターが自分の希望する業界に詳しいかどうかをプロフィールで確認しましょう。
② 返信時に希望条件を書き込む
スカウトに返信する際、簡潔に希望条件を記載しておくとスムーズです。
💡 返信テンプレ例
「スカウトいただきありがとうございます。
・希望勤務地:○○県内、またはフルリモート
・希望年収帯:○○万円以上
・転職希望時期:○年○月以降
上記条件で相談可能でしたら、ぜひ面談をお願いいたします。」
筆者のように、事前にフルリモート可否を確認しておくと、面談で無駄がなくなります。
③ レスポンスは早めに返す
ヘッドハンターや企業からの連絡に対するレスポンスは早い方が良いです。
転職への本気度が伝わり、次回の求人案内につながります。
まとめ ― 面談は、受験前の相性確認
今回の記事をまとめます。
📌 この記事のまとめ
- プラチナスカウトは複数候補者に一括送信されているケースもある (企業側の証言)
- 30代のうちに動くアドバンテージは大きい。50代は自ら売り込む必要がある
- 条件が合わなくても、情報交換としての面談は価値がある
- 価値観の乖離は面談で正直にカミングアウトする。隠しても入社後に苦しいだけ
- 配偶者への事前共有は重要。「延長する可能性がある」ことも伝えておく
- ゼネラリスト×フルリモートは現時点でハードルが高いが、仕組み化で改善の余地あり
面談は、転職の最終決断ではありません。
「受験するか否かの相性確認」だと思って、肩肘張らずに臨んでみてください。
条件が合わなくても、面談で得られる情報はあります。
筆者も、今回の面談を通じて「年齢のアドバンテージ」「社風との相性の大切さ」「フルリモートのハードル」が具体的に見えてきました。
あなたの転職活動を、この記事が少しでも後押しできたら幸いです。
あわせて読みたい
→「【公務員からの転職】ビズリーチってどうなの?内容と使い方を解説!」(内部リンク)
→「【転職面談レポ/JACリクルートメント】失敗談からの学びを共有します!」(内部リンク)

コメント